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石灰石置場新設工事

石灰石置場の新設工事を行いました。砕石場から輸送されてきた石灰石を一時的に保管し、製造工場に輸送する設備です。広い土地に設置する為、より正確な施工が求められます。

  1. 工事着工前

    石灰石の輸送機の走行レールを据え付けます。走行レールは距離計を使用して正確に設置していきます。レールスパンが長く据付基準以内に調整することに苦労しました。
    事前の打合せ通り作業員皆で協力して設置していきます。

  2. 輸送設備フレームの
    事前組立て及び据付

    5分割で輸送されてきたフレームを現場にて仮組みします。全長測定等を実施後、溶接を行い各種溶接検査(PT(カラ―チェック)やUT(レントゲン))を行い、溶接が正確に行われているか確認します。
    溶接による縮み代を補正し正確な寸法を出すのに苦労しました。

    ※カラーチェック…特殊な検査液を用いて、表面の状態をチェックする。
    ※レントゲン…特殊な検査機を用いて、内部の溶接状態をチェックする、非破壊検査。

  3. トリッパBC据付

    石灰石の集積装置用ブームBCに乗り継ぐためコンベア(トリッパBC)を据え付けます。ブームBCとの連結が上手くいくか楽しみながらの据付作業でした。

    ※BC…ベルトコンベア

  4. ブームBC据付

    ブームBCとバランスを取る為のカウンターフレームを製作します。溶接完了後UT検査を実施。品質管理は最も大事な仕事の一つです。検査合格後、門脚にカウンターフレームを取り付けます。カウンターフレームにブームBCを接続し完成となります。
    カウンターの中にコンクリートを充填する作業は、バランスを取ることが難しく、慎重に作業を行いました。

  5. 据付完了

    石灰石置場の新設工事では2台の機械を据え付けました。
    2台の機械を据え付けるというなかなか経験できない工事でしたが、試運転で機械が正常に動いた時は感動しました。